財務状況把握の結果
財務省による財務状況把握とヒアリング
財務状況把握ヒアリングとは、融資元である財務省(財務局等)が財政融資の償還確実性を確認する観点から、融資先である地方公共団体の財務状況(償還能力と資金繰り状況)を把握するために実施するものです。
また、財務状況把握ヒアリングの結果として、診断表がヒアリング実施団体に交付されることで、財務健全化に関するアドバイス(情報提供等)や財務状況悪化に対する事前警鐘となる役割も担っています。
1.財務状況把握の方法
- 地方財政状況調査(決算統計)を基に、財務省が財政状況の診断表を作成し、償還確実性(債務償還能力と資金繰り状況)について評価。
- 財務省が独自に定める4つの財務指標(債務償還可能年数・実質債務月収倍率・積立金等月収倍率・行政経常収支率)を診断基準としている。
- 実施団体に対するヒアリングを経た後、診断表を交付し、財務の健全化に向けたアドバイスが行われる。
2.診断結果
- 診断対象年度 令和4年度
- 債務償還能力、資金繰り状況ともに「留意すべき状況にはない」。
- 財務の健全性を確保するために、引き続き企業誘致等による税収確保と歳出全般にわたる不断の見直しが重要。
- 公共施設の人口一人当たり延べ床面積が類似団体平均を上回っており、特に学校教育系施設が押し上げている。廃校活用について、民間事業者活用を重視しつつ、公共施設の計画的な再編が望まれる。
3.診断結果の交付
- 日時 令和7年1月22日(水曜日)
- 実施者 財務省 関東財務局
更新日:2025年02月05日