平成26年度日高市の予算概要

国の平成26年度予算案では、同時提出された平成25年度補正予算と一体として、日本の競争力の強化につながる未来への投資や、生活の基盤を守る暮らしの安心・安全といった事項に重点化し、また、社会保障と税の一体改革を実現する最初の予算として、消費税の増税分を活用し、社会保障の充実を図るとしています。

一方、地方財政への対応としては、地方の税収増を反映して地方交付税交付金等を縮減しつつ、地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税等の一般財源の総額について、社会保障の充実分等を増額し、地方に最大限配慮しているところです。

このような状況の中で、市の平成26年度予算編成に当たっては、第5次日高市総合計画の目標達成に向け、次の4つの施策を平成26年度予算編成における重点施策とし、これらの施策に対して限られた財源を重点的かつ効率的に配分しました。

1. 災害、犯罪、事故から市民を守り、移動困難者の交通手段を確保する「安心・安全の確保、交通政策」に資する事業
2. 主要道路の整備や生活環境の改善など、都市としての機能を高める「都市基盤の整備」に資する事業
3. 安全で快適な学習環境の整備と将来を担う子どもたちの健やかな成長を図る「教育環境の充実、子育て支援」に資する事業
4. 歴史と文化を生かし、緑と清流を守る「観光振興、環境保全」に資する事業

このような方針に基づいて編成した平成26年度の一般会計の予算規模は174億4,000万円で、対前年度比1.9パーセントの増となっています。

また、特別会計の予算規模は157億9,220万8千円で、対前年度比8.7パーセントの増、一般会計及び特別会計を合わせると332億3,220万8千円で、対前年度比15億8,390万8千円、5.0パーセントの増となっています。

平成26年度の一般会計の予算規模及び一般会計と特別会計を合わせた予算規模は、消費税率の引上げによる歳出の増加や、臨時福祉給付金給付事業などにより、過去最高額となっています。