令和8年度市長施政方針
市政運営と主な施策について
令和7年度を振り返りますと、子育て支援策として「5歳児健康診査の開始」や「学校給食費の完全無償化」、「全ての学校体育館への空調機の新設」などを行い、子どもたちの健やかな成長と教育環境の整備を実施いたしました。また、生活環境の充実として「高麗川駅東口の開設および東西を結ぶ自由通路の整備」や「おでかけタクシーおよびおでかけワゴンの運行開始」、「武蔵台公民館の大規模改修工事」などを行い、地域活性化のために交通・拠点強化と利便性向上を図りました。
さらに、「防災機材の整備拡充」や「AED屋外収納ボックスの設置」、「リチウム電池等の収集開始」など、地域防災力の向上と安心安全なまちづくりを推進することができました。これらの主要な事業により、総合計画の将来都市像「誰もが安心して住み続けられる ふれあい清流文化都市 日高」実現に向け、着実に進展できたものと考えております。
現在、日本の景気は、雇用・所得が改善してきており、緩やかな回復傾向となっていますが、足元では物価高が国民生活や企業活動に重くのしかかっています。少子高齢化が加速化し、労働力不足や社会保障関係費の一層の増加が見込まれ、人口減少社会にあっても、持続可能な地域社会の構築や地域経済の活性化も喫緊の課題となっており、日本はまさに、複合的な社会経済状況の変革期にあります。
国は、再びデフレに後戻りしない「成長型経済」に移行すべく、「責任ある積極財政」を念頭に置き、大胆かつ戦略的な「危機管理投資」と「成長投資」を進め、「暮らしの安全・安心」を確保するとともに、雇用と所得を増やして「強い経済」を実現する各種施策を進めています。また、少子化対策、地方創生の推進、こども・子育て政策の強化、脱炭素エネルギーへの転換など、多角的な政策を推進し、日本が抱える不安を希望に変えることとしております。
一方、本市におきましては、令和8年度からスタートします「第6次日高市総合計画後期基本計画」並びに「第3期日高市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の初年度を迎え、「持続可能なひだかづくりへの8つの重点事項」や「地方創生を推進する政策の5本柱」を中心に各施策目標達成に向けた事業を進めてまいりたいと考えております。
令和8年度予算案について
令和8年度の予算編成に当たりましては、優先すべき施策への効果的な財源配分に資するため、5つの重点施策を掲げました。
1つ目は、「少子高齢化・人口減少対策」として、幼稚園、保育園、認定こども園等を利用する3歳から5歳児の「副食費の無償化の開始」、保育所の機能強化を図るための「高麗川保育所の増築改修工事」、定住人口の増加を図るための「移住定住支援事業の大幅リニューアル」などを行います。
2つ目は、「生活環境の充実」として、個人宅の防犯カメラ等の設置を推進する「住まいの防犯対策費補助金の新設」、毎月第3日曜日の午前中を新たに加える「粗大ごみの直接搬入日の追加拡大」、災害時の対応強化のため「高萩小学校並びに中学校の非構造部材耐震補強工事」などを行います。
3つ目は、「健幸のまちづくり」として、「高齢者に対する補聴器購入費補助金の新設」、精神障がい者保健福祉手帳2級の人を新たに補助対象とする「重度心身障がい者医療費の助成対象者の拡大」、乳児の健康の保持のため「1か月児健康診査の助成」並びに「幼児歯科健診の対象年齢の拡大」などを行います。
4つ目は、「GX・DXの推進」として、各公民館等へ廃食油回収ボックスを設置する「家庭系廃食油の拠点回収の開始」、予防接種のスケジュール管理等を行える「電子母子手帳の導入」、個々の会話スキルやスピードレベルに合わせて学習を行える「AIを活用した英語教材システムの導入」などを行います。
5つ目は、「市民参加・地域コミュニティの活性化」として、旧高麗小学校の活用を推進するため、「基本設計並びに地区計画の策定」、「防災フェスティバルを中心とした総合防災訓練、防災講座の実施」、郷土への誇りと愛着を深める「市制施行35周年記念講演会の開催」などを行います。
このような方針で編成いたしました令和8年度当初予算案は、一般会計が221億8,000万円、特別会計が176億1,163万2千円、合計額は、397億9,163万2千円となっております。令和7年度の当初予算との比較では、一般会計で2.6パーセントの増加、特別会計で2.1パーセントの増加、全会計合計では2.4パーセントの増加となっております。
終わりに
令和8年度の取り組みを進めるに当たりましては、市民の皆さんのご理解が必要不可欠でございます。なお一層のご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
令和8年2月26日
日高市長 谷ケ崎 照雄
更新日:2026年03月18日

















