市の花木鳥
自然愛護思想、緑化思想および愛鳥思想の普及に資するため、市の象徴として、昭和55年12月8日に指定しました。また、平成28年10月1日に「曼珠沙華」を市の花として追加指定しました。
市の花 ハギ
普通は、ヤマハギを指し、秋の七草の第一とされています。幹の高さは1メートルから1.5メートルの落葉低木で、初秋のころ紅紫色のかれんな花をつけ、枝先が地面につくようにしだれます。
花は蝶のような形で、仲秋のころ散りこぼれ、秋の野山の代表的な花として古くから詩歌にうたわれています。
市内には高萩の地名があるように、昔は日高の野山にたくさん自生していました。
市の花 曼珠沙華
一般的には彼岸花(ヒガンバナ)と呼ばれ、秋の彼岸頃(9月中旬)になるとその先端に5個から7個前後の赤い花をつけ、花びらは6枚で強くそり返り、長い雄しべが目立ちます。幹の高さは30センチメートルから60センチメートルの多年草で、人里に近い川岸や田の縁などに生えます。
「葉があるときに花はなく、花があるときには葉がない」ということから、韓国では「葉は花を思い、花は葉を思う」という意味を込めて「相思華(サンチョ)」とも呼ばれています。
市内にある巾着田の曼珠沙華群生地は辺り一面が真紅に染まり、まるで赤いじゅうたんを敷き詰めたようになります。
市の木 モクセイ
幹の高さは4メートルから5メートルの常緑小高木で、花は葉の根元にたくさんつき甘い芳香が人の足をとめます。
花が白いのは銀モクセイ、黄色いのは金モクセイ。モクセイは中国が原産で、おかぶとめかぶがありますが、日本にあるのはおかぶだけです。花は9月から10月に咲きます。庭の植木として親しまれているほか、学校の校庭などにも大きな木があります。
市の鳥 カワセミ
すずめくらいの大きさの鳥です。背は鮮やかなコバルトブルー。四季を通じて生息していますが、新緑、水辺の姿が印象的なので夏の鳥とされています。
よく木の枝などにいて、水の中に急降下して魚をとります。水のきれいなところに住む鳥で、高麗川の清流など市内の河川をこれからも汚さないかぎり、かわせみの姿が消えることはないでしょう。
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更新日:2018年01月22日