糖尿病性腎症重症化予防プログラムに基づいた糖尿病性腎症重症化予防対策事業のお知らせ
生活習慣病の一つである糖尿病は、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めるだけでなく、重症化すると、腎症、網膜症、神経障害など日常生活に大きな影響を及ぼす合併症を引き起こす病気です。
なかでも、糖尿病性腎症は、糖尿病の合併症の一つで、高血糖状態が続くことにより、腎臓の機能が損なわれ、血液中の老廃物が尿として排出できなくなり、最終的には腎不全となる危険な病気です。人工透析が必要となる最も大きな原因となっています。人工透析に移行すると、週2回から3回の通院が必要となり、医療費も年間1人当たり500万円と高額なものとなります。
重症化予防のためには、病気の早期発見と継続的な治療、食事や運動面での生活習慣の改善が重要とされています。
市では、埼玉県と埼玉県国民健康保険団体連合会と合同で、糖尿病性腎症重症化予防対策事業に取り組んでいます。
国民健康保険被保険者を対象に特定健診のデータや医療機関の受診状況を確認し、重症化するリスクの高い人には、適切な食事の取り方や適度な運動など生活習慣を改善するための「生活習慣支援プログラム」への参加を呼び掛けています。また、糖尿病の治療が必要な人や治療を中断してしまった人には、医療機関への受診の案内をお送りしています。
手紙が届いた方は、プログラムへの参加や医療機関への受診をお願いします。
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更新日:2020年11月09日