令和2年度市民歴史講座「新しい遺跡の風景 遺跡調査とデジタル技術」を開催しました

令和2年度の市民歴史講座を開催しました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため参加者は少数でしたが、遺跡の発掘調査、資料整理、公開・活用の各段階におけるデジタル技術の活用例を、実際に発掘調査に携わる研究者の皆さんに紹介していただきました。

第1回 考古学における物理探査とデジタル技術-特別史跡「埼玉古墳群」の事例から-

令和3年1月30日に、令和2年度市民歴史講座の第1回「考古学における物理探査とデジタル技術-特別史跡「埼玉古墳群」の事例から-」を高麗公民館にて開催しました。

埼玉県立さきたま史跡の博物館学芸員のナワビ矢麻さんを講師にお迎えして、令和2年3月に県内では初となる国の特別史跡に指定された埼玉古墳群でのデジタル技術を使った古墳の調査や、公開・活用の実例を紹介していただきました。

第2回 国史跡 真福寺貝塚-発掘調査におけるデジタル技術の活用・検証-

令和3年2月27日に、令和2年度市民歴史講座の第2回「国史跡 真福寺貝塚-発掘調査におけるデジタル技術の活用・検証-」を武蔵台公民館にて開催しました。

さいたま市教育委員会文化財保護課の吉岡卓真さんを講師にお迎えして、国の史跡に指定されている真福寺貝塚におけるデジタル技術を活用した調査の事例について講演していただきました。埼玉古墳群と同じように、国の史跡に指定されている真福寺貝塚では最低限の発掘調査しかできない中で、デジタル技術を用いて大きな成果が得られている状況をお話ししていただきました。

第3回 遺跡の公開・活用とデジタル技術

令和3年3月20日に、令和2年度市民歴史講座の第3回「遺跡の公開・活用とデジタル技術」を高麗公民館にて開催しました。

早稲田大学講師の山本典幸さんを講師にお迎えして、メディアを活用した遺跡の公開・活用の仕方について講演していただきました。さまざまなメディアを用いることで、いつでも誰でも遺跡や出土した資料を見たり学ぶことができる、新しい遺跡の活用方法についてお話ししていただきました。

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更新日:2021年07月06日