高麗保育所4歳児ゆりぐみ自然レポート「風遊び」「作品集表紙制作」「かおりぽっと作り」

年明けは北風が強い日が多かったですね。そんな中、ゆりぐみでは北風をも遊びに取り入れ、元気いっぱい体を動かしました。また年間を通して自然の活動を子育てレポートにてお知らせしてきましたが、今回で最終回となります。集大成として、かおりぽっとも作りましたのでその様子もお伝えします。

こいのぼりのような筒状の袋を職員が持って走り、子どもたちが追いかけている

年明けは特に冷たい風が吹く日が多かったです。鯉のぼりのように筒状にしたビニール袋(以下、『北風くん』)を使って、風の動きを見てみようとお話しし、お外へ!保育士が北風くんを持って走ると、北風くんが膨らみ大盛り上がり。北風が吹くことで風が入り、膨らむことに気付いた子どもたちです。走るのが好き子どもたちなので、北風くんを追いかけて遊びました。風で北風くんが暴れるので、終始大盛り上がりでした。

パラシュートに大興奮!

秋に拾ったまつぼっくりをビニールの持ち手にひもでくくり、パラシュートを作りました。『どんな風にしたらよく飛ぶかな』と各々考える姿がありました。ジャンプしながら飛ばしてみたり、思いっきり走った後、飛ばしたり...夢中です!外遊びの時間を目いっぱい使って楽しみました。

散歩で見つけた葉っぱを使ってブラッシング。どんな風になるかわくわく!

毎月の制作を年度末にまとめ、持ち帰るため、その表紙を作成しました。散歩に行き、好きな葉っぱを集めに行きました。葉っぱ集めはお手の物です。それを並べ、ブラッシングという技法を用い、絵の具を飛ばしました。ブラシでひたすら網をこする単純作業ですが、「楽しい!」という子、黙々と取り組む子と、みんな集中して頑張っていました。

とってもすてきな作品集の表紙ができました。

ブラッシングを終えたら、文字と葉っぱを台紙から外します。『どんなふうにできあがったかなー』と一番楽しみ瞬間です!形が浮き上がったのを見た子どもたち、「わあ」という声が漏れ、嬉しそうに目輝かせていました。

子どもたちの作る作品はどれも本当にすてきです。

子どもたちが、乾かしたグレープフルーツの皮のにおいに興味を示し、嗅いでいる。

ゆりぐみでは4月にどくだみ、5月にラベンダー、7月にグレープフルーツの皮に触れ、匂いを感じる取り組みをしてきました。素材を配るたびに、鼻で大きく息を吸い込んで匂いを嗅ぐ子どもたち。グレープフルーツの皮は甘く香ばしい香りで、切ると断面からフレッシュな香りがするのでくんくんと匂いに興味を持ちながら取り組みました。

ラベンダーを瓶に入れてます。花のいい香りがします。

乾燥させたラベンダーの花を枝から外しています。花を枝から外さず。リボンで束ねる子もいました。お花一粒もこぼさないように慎重に作業しています。

完成したかおりぽっとの匂いを嬉しそうに嗅いでいます。

収穫したときは「くっさーい!」と言っていたどくだみも、乾燥し、渋いお茶のような香りになりました。採った時の感覚を覚えているのか、けげんな表情で匂いを嗅いでいました。どくだみはそのままふんわりと瓶にいれました。「どんな匂いかな」と出来上がった瓶を両手で持ち匂いを嗅ぎ、嬉しそうにしている姿がかわいかったです。

かおりぽっとの瓶には押し花を貼りました。

瓶のまわりには、今までに採った押し花から選び飾りました。花の香りの中にほんのりどくだみの渋さのある、とってもすてきなかおりぽっとが完成しました。

一年の自然の取り組みを通して…自然の活動の中で、保育士がする問いかけに真剣に考えたり、夢中で取り組む姿が見られました。今までの制作を綴じたときには今までの作品を振り返り、「日和田山で落ち葉を拾ったんだよね」などとエピソードを覚えていて教えてくれる子もいました。散歩の道中には草花や木の実に目を向ける姿もあります。当たり前にある季節の移ろいの中で、その季節ごとの自然が持つ楽しさやわくわくを見つけることができました。それを五感で味わうことができた経験が、今後さらなる興味や気づきにつながっていくといいと思います。

この記事に関するお問い合わせ先

子育て応援課 保育担当 (本庁舎 1階)

郵便番号:350-1292 日高市大字南平沢1020番地
電話:042-989-2111(代表)
ファックス:042-989-2316
お問い合わせフォームへ

更新日:2023年03月28日