家庭でもできる子育ての工夫(高麗保育所)
12月13日に高麗保育所5歳児の生活発表会が行われました。
子どもたちが主体的に取り組めるように、演目を何にするか皆で相談したり、劇で使用する背景などを自分たちで作成しました。その様子を写真と一緒に紹介します。
劇で出てくる神社の木を作りました。
絵の具が大好きな子どもたちなので「やりたい!」と意欲的な子がたくさんいました。茶色・濃い茶色・黒など何色か準備しておくことで色の混ざりを楽しみながらながら「本物の木みたいだね」と喜んでいました。
絵の具で制作した後は、子どもたち自ら使っていたものを水道に運び、筆や容器を洗い出していました。
大人が声をかけなくても自分たちで考えて行動していました。容器の端の絵の具がなかなか落ちないと「どうしたら落ちるかな?」近くにいる子と相談し合い、良い学びとなったようです。
最初の頃は大道具などが何もない状態で練習を始めました。自分たちで作った背景が完成すると「わー、すごいね」と喜び、さらに気合が入ったようで集中して大きな声で台詞を言おうとしている子が増えていきました。
こちらの背景の木や脇にある絵も子どもたちが塗りました。「線からはみ出さないように塗ってみよう」と声かけるとまずは端を塗る子、描く態勢を工夫する子など自分なりに工夫をする姿が見られました。
今回は、生活発表会を通して子どもたちが主体的に、意欲的に行動や練習をできるように環境を設定していきました。普段であれば「何々しておいてください」とすぐに声をかけてしまう場面を、子どもたちからの発信や意見を待ってみることで友達と相談したり、自分なりに考えてみようとする場面がたくさんあり、子どもたちの可能性を感じました。
ご家庭でも一歩引いて子どもからの発信を待ってみることで、新たな発見や意欲を引き出せることがあるかもしれません。ぜひ試してみてください。
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更新日:2022年12月15日