ごみ資源化処理
ごみ資源化処理とは、市内から発生する可燃ごみ(燃えるもの、プラスチック類、ガラス、セトモノ)を太平洋セメント株式会社埼玉工場(日高市大字原宿721番地)の資源化処理施設に入れて3日間かけて発酵させ、セメントの原料、燃料となる資源化物を作るものです。これを併設するセメント焼成キルンに移し、1,450度で焼成し、セメントにします。
質問:ごみ資源化処理に移行した理由とは?
回答:大きく分けて2つあります。
- 日高市清掃センターの老朽化
昭和48年に稼働した日高市清掃センター(上鹿山地内)については、焼却施設の耐用年数(約15年)を経過したため、平成5年から7年にかけて施設全体に大規模な修繕を行い、10年程度の延命化 を図ってまいりました。しかしながら、人口増加によりごみ量が年々増加し、処理能力を超えていたため、ごみ資源化処理の研究に着手し、平成14年11月にごみ資源化処理に移行しました。 - ダイオキシン類の規制の強化
平成14年12月1日からはダイオキシン類の排出に対する規制が強化されたため、日高市清掃センターの施設を利用してごみ処理を続けていくには、さらなる多額の修繕費用が必要となりました。
質問:ごみ資源化処理のメリットとは?
回答:大きく分けて3つのメリットがあります。
- 焼却灰が出ません。
ごみ資源化処理ではセメント製造過程の燃料及び原料となるため、焼却灰等の最終処分が不要になります。 - ダイオキシン類の発生が低く抑えられます。
ダイオキシン類が発生する温度(800度以下)を大幅に上回る1,450度の高温で焼成するため、ダイオキシン類の発生が低く抑えられます。 - ごみの分別が軽減されます。
燃えるものに加えて、プラスチック類、ガラス、セトモノといったごみも、セメント焼成の際、施設の中で燃料や原料になるため、分別が軽減されます。
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更新日:2022年06月01日