「MOTTAINAI」と思う心を大切に
「食品ロス」ってなに?
「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられている食べ物のことです。
日本では年間約522万トンにも上ります。(農林水産省・令和2年度推計値)
これは、日本人1人あたり1年間に約41キログラムの食べ物を捨てていることになります。
また、家庭や市内飲食店からの食品ロスは、市のごみ処理費用の増加にもつながります。
食材をムダなく使おう
日本の食料自給率(カロリーベース)は38パーセントと先進国の中では最低水準で、多くの食料を輸入に頼っています。
また、食料が私たちの手元に届くまでに、たくさんの水やエネルギーが使われており、食品を捨ててしまうことは、これらの資源もムダにしていることになります。
食品ロスを減らすために、食べ物をもっとムダなく、大切に消費していくことが必要です。
日本の誇り「MOTTAINAI」精神を大切に
日本には世界に誇れる「もったいない」という言葉があります。
環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア共和国元環境副大臣のワンガリ・マータイさんが、2005年の来日で「もったいない」という言葉の意味に非常に感銘を受け、「MOTTAINAI」精神の提唱者として、この言葉を世界に広めました。
手間暇かけて作られた料理を、きれいに残さず食べることで、作ってくれた人や食べ物に感謝する気持ちが育まれ、ものを大切にする心が養われます。
食品ロス削減とごみ減量のポイント
- 食品の在庫管理や、食べきれる量の調理に心掛けましょう。また、外食時には、食べ残しの無いようにご協力ください。
- 生ごみの水切りを徹底しましょう。
- 使い捨て食器の利用はなるべく控えましょう。
- 食品トレーなどは、スーパーマーケットの店頭回収を活用しましょう。
- リサイクル可能な「古紙・古布」の分別を徹底しましょう。
- 木の枝や葉・草などは、しっかりと乾燥させて、重量を減らしてから出しましょう。
食べきりSaiTaMa大作戦
埼玉県では「食べきりSaiTaMa大作戦」として3つのキャンペーンを行っています。
- 食品ロスをできるだけ出さないライフスタイルを実践する「食べきりスタイル」
- 食べ残しの多いパーティーや宴会終了前の15分間で自席に戻り、残った食事を食べきる「食べきりタイム 」
- 外食店舗で小盛りのメニューや量り売りなどで食品ロスを減らす「食べきりメニュー」
詳しくは埼玉県のホームページ「食べきりSaiTaMa大作戦」をご覧ください。
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更新日:2023年02月24日