市長あいさつ(令和元年5月13日)

市長あいさつ写真

5月に入り、野山の若葉も次第に色濃くなってきました。初夏を思わせるような好天に恵まれる日もあり、お出かけにも心躍る季節となりました。私も5月8日に日和田山の山歩きを楽しみ、とても清々しい気持ちになりました。

先月の25日は当市で初となる大相撲日高場所を盛大に開催することができました。早朝から多くの皆様にご来場いただき、午前中には「満員御礼」となりました。

横綱白鵬関をはじめ、埼玉県にゆかりのある力士を間近にご覧いただくなど、地方巡業ならではの楽しい時間をお過ごしいただけたと思います。

協賛をいただきました企業の皆様や関係者の皆様に心から御礼を申し上げます。

さて、「令和」の時代がスタートしました。この「令和」ですが、万葉集の第5巻「梅花の歌」の序文、「初春の令月にして気淑く風和らぎ、…」の文言から引用され、考案者は国文学の第一人者である中西進先生ではないかと話題になっています。

ご存じの方もいられると思いますが、日高市内には万葉の歌碑が大谷沢地内と巾着田の2か所にあります。巾着田の歌碑は平成2年11月に中西進先生の揮毫(きごう))により建立されたもので、万葉集の第14巻に収められている東歌の一首で「高麗錦 紐解き放けて 寝るが上に 何と為ろとかも あやに愛しき」と歌われています。高麗錦とは大陸から伝えられた技術による高級な錦織のことで、この地から周辺諸国に高度な文明を伝えていたとする学説があります。

巾着田の水車小屋からドレミファ橋に向かう途中の左側にありますので、ぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか。

私も日高市のPRに努めるとともに市民の皆さんと力を合わせ、安心して豊かに暮らせるまちづくりを進めていきます。

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更新日:2019年05月15日